スタートカリキュラムの編成
单位:日本文部科学省
摘要:关于意识到小学教育与幼儿期的教育的联系和连接的开端课程,不是作为生活科固有的课题,而是作为将教育课程全体纳入视野的措施,它担负着使幼儿教育和小学教育顺利衔接的重要作用。开端课程变得具体、形象的同时,关于国语学科、音乐学科、图画工作学科等其他学科的关联,也需要从课程管理的视角进行探讨,作为学校整体开展的起始课程。
关键词:开端课程(スタートカリキュラム);小学;生活科;一年级
通过游戏和生活综合学习的幼儿期教育课程,和各学科等系统地学习内容等儿童期的教育课程,内容和推进方法有很大的不同。所以,入学初期,要把幼儿期的生活活动和儿童期的学习方法结合起来,基于幼儿期丰富的学习和成长,这就要求有意识地创造能够让儿童自主发挥自我的场景,这是开端课程,它担负着使幼儿教育和小学教育顺利衔接的重要作用。平成20年的“小学学习指导要领解说生活编”【“(前略)为了适应学校生活,通过进行合科性的指导等的努力,决定将第1学年入学当初的课程作为开始课程进行改善”。】在这次的修订中,基于幼儿时期的教育和小学教育的发展的特性,从学校阶段等之间的顺利衔接的观点出发,其重要性进一步提高。第一章总则第2条的第4条的(1)中,“特别是,小学入学当初方面,在幼儿期中自发的活动作为通过玩游戏,孕育了各科目等学习顺利进行连接,被生活科为主,合科、相关的指导和灵活的时间表的设定等,指导的工夫和指导计划的制定进行”。
在小学入学之初,在幼儿期的学习和成长的基础上,作为实现儿童主动发挥自我,创造新的学校生活的具体视点和方法,追述了以生活科为中心的合科的、相关的指导,以及弹性的课程表的设定等。这里所说的以生活科为中心的合科、相关指导,与前面所述的与其他学科等的关联密切相关,特别是在入学之初,具有重要意义的起始课程中的合科、相关指导,其特征是根据儿童的发展特性和从幼儿期开始的学习和成长,从儿童的实际情况出发组织课程,在诊断、评价儿童成长形态的同时,要求充分利用这些内容进行组织。为此,访问幼儿园、认证儿童园、保育所、与教职员工交换意见、活用指导纪要等,把握幼儿期的学习和成长情况以及指导的应有状态是很重要的。
在编制起始课程的时候,可以考虑设定例如“喜欢好朋友”这样的大单元。在大单元中,以“去学校探险”“发现学校的趣事”“通知发现的人和事”等小单元为定位。在小单元的主要学习活动中,把在探险中发现的东西用图画表现出来,把发现的不可思议的东西告诉朋友等,与图画作业课、语文课合科地、关联地实施的话,效果会提高。像这样,考虑有联系的其他科目等的目标,可以构思合科性、关联性地推进的单元。在这里,考虑到儿童的实际情况和意识的流动的时间分配的功夫是很重要的。这里所说的灵活的时间表进行设定等的功夫,入学当初照顾的儿童的发育特性,这个时期的学习特征的基础上,10到15分钟左右的短时间内组成了时间表,或者儿童自己的想法和愿望的实现活动缓慢的时间中可以进行时间设定或活动等。这时,照顾幼儿时期重视的生活节奏和一天的度过方式也很重要。例如,在制定周方案时,可以考虑将早会后的第一个小时设定为连续时间。那时候,幼儿期的手游和歌曲,随着节奏活动身体或阅读绘本,听孩子们讲故事,组织学习活动,让儿童以快乐的心情迎接一天的开始,这种学习活动引入也有效。另外,时间分配上,儿童的生活节奏和集中的时间,珍惜的欲望高涨,可以考虑灵活利用10分钟到15分钟的短时间来安排时间表,或者对持续2小时的学习活动进行定位等。另外,在开端课程的实施过程中,营造能够让儿童安心学习的学习环境是非常重要的。幼儿时期的教育,以“通过环境进行的教育”为基本,在保育者的支持下,幼儿构成了能够自己创造生活的环境。幼儿期的教育,以“通过环境进行的教育”为基本,在保育者的支持下,幼儿构成了能够自己创造生活的环境。在小学里,为了让儿童拥有安心感,能够靠自己的力量度过学校生活,需要从考虑儿童的实际情况,人际关系的丰富扩展,学习的契机的产生等视点重新审视学习环境。
对于第1学年的儿童来说,在开端课程中,有接近幼儿期生活的活动,在易于理解和学习的环境上下功夫,定位于与人有关的愉快的活动等,都能使人安心。另外,通过安心的生活能够发挥自己的能力,不断积累被朋友和老师认可的经验,进一步成长的欲望也会高涨。而且,通过走自己思考、判断、行动的学习过程,就能成为自立的学习者。
开端课程是为了使小学生活的起点变得顺利和丰富起来。全体教职员共同理解其意义和想法,想要重视的事情等,在组成合作体制守护和培养第一学年的同时,立足于儿童的实际情况,每年一边进行重新评估一边进行改善,直到下一年度继续下去是很重要的。这时,向家长传达开端课程的意义和目标,以及主动学习的孩子的情况,他们就会产生安心感和对学校的信赖感。同时,让幼儿园、认定儿童园、托儿所的保育者观察在开端课程中学习的儿童的姿态,为了改善而进行的协商,也为了回顾双方的采取措施而有效。小学入学初期以生活科为中心的起始课程,激发了儿童“明天也想来学校”的欲望,为今后越来越重要的幼儿期教育与小学以后的教育带来了顺畅的衔接。
外文文献出处:小学校学習指導要領(平成29年告示)解説——生活編
附外文文献原文
スタートカリキュラムの編成
遊びや生活を通して総合的に学んでいく幼児期の教育課程と,各教科等の学習
内容を系統的に学ぶ等の児童期の教育課程は,内容や進め方が大きく異なる。そ
こで,入学当初は,幼児期の生活に近い活動と児童期の学び方を織り交ぜなが
ら,幼児期の豊かな学びと育ちを踏まえて,児童が主体的に自己を発揮できるよ
うにする場面を意図的につくることが求められる。それがスタートカリキュラム
であり,幼児期の教育と小学校教育を円滑に接続する重要な役割を担っている。
スタートカリキュラムは,平成 20 年の「小学校学習指導要領解説 生活編」
において,「(前略)学校生活への適応が図られるよう,合科的な指導を行うこと
などの工夫により第1学年入学当初のカリキュラムをスタートカリキュラムとし
て改善することとした」と示された。今回の改訂においては,幼児期の教育と小
学校教育の発達の特性を踏まえた学校段階等間の円滑な接続の観点から,更にそ
の重要性が高まっている。第1章総則第2の4の⑴でも,「(前略)特に,小学校
入学当初においては,幼児期において自発的な活動としての遊びを通して育まれ
てきたことが,各教科等における学習に円滑に接続されるよう,生活科を中心
に,合科的・関連的な指導や弾力的な時間割の設定など,指導の工夫や指導計画
の作成を行うこと」が示されている。
小学校入学当初に,幼児期の学びと育ちを踏まえて,主体的に自己を発揮し,新しい学校生活を創り出そうとする児童の姿を実現するための具体的な視点や方法として,生活科を中心とした合科的・関連的な指導や,弾力的な時間割の設定を行うことなどが追記された。ここでいう生活科を中心とした合科的・関連的な指導とは,他教科等との関連について前述したことと関連が深いが,特に入学当初においては,重要な意味をもつスタートカリキュラムにおける合科的・関連的な指導では,児童の発達の特性や幼児期からの学びと育ちを踏まえ,児童の実態からカリキュラムを編成することが特徴であり,児童の成長の姿を診断・評価しながら,それらを生かして編成することが求められる。そのためには,幼稚園・認定こども園・保育所への訪問や教職員との意見交換,指導要録等を活用するなど,幼児期の学びと育ちの様子や指導の在り方を把握することが重要である。
スタートカリキュラムを編成する際には,例えば,「がっこうだいすき なかよしいっぱい」といった大単元を設定することが考えられる。大単元には「学校探検に行こう」「学校のはてなやびっくりを見付けよう」「見付けたものや人をお知らせしよう」などの小単元を位置付けていく。小単元の主な学習活動には,探検で見付けたことを絵に表したり,見付けた不思議を友達に伝えたりするなど,図画工作科や国語科と合科的・関連的に実施することで効果が高まるものがある。このように,つながりのある他教科等のねらいを考えて合科的・関連的に進める単元を構想していくことができる。ここでは,児童の実態や意識の流れに配慮した時間配分の工夫が重要である。
ここでいう弾力的な時間割の設定を行うなどの工夫とは,入学当初の児童の発達の特性に配慮し,この時期の学びの特徴を踏まえて,10 分から 15 分程度の短い時間で時間割を構成したり,児童が自らの思いや願いの実現に向けた活動をゆったりとした時間の中で進めていけるように活動時間を設定したりすることなどが考えられる。
その際,幼児期に大切にしてきた生活リズムや一日の過ごし方に配慮することも重要である。例えば,週案を作成する場合には,朝の会から1時間目を連続した時間として設定することも考えられる。そこに,幼児期に親しんできた手遊びや歌,リズムに乗って体を動かすことや絵本の読み聞かせ,児童からのお話タイムなど,児童が一日の始まりを楽しい気持ちで迎えられるような学習活動を取り入れることも有効である。また,時間配分においても,児童の生活リズムや集中する時間,意欲の高まりを大切にして,10 分から 15 分程度の短い時間を活用して時間割を構成したり,2時間続きの学習活動を位置付けたりするなどの工夫が考えられる。また,スタートカリキュラムの実施に当たっては,児童が安心して学べる学習環境を整えることが重要である。幼児期の教育は,「環境を通して行う教育」を基本としており,保育者に支えられながら幼児が自分の力で生活を創っていけるよう環境を構成している。小学校においても,児童が安心感をもち,自分の力で
学校生活を送ることができるように,児童の実態を踏まえること,人間関係が豊かに広がること,学習のきっかけが生まれることなどの視点で学習環境を見直すことが求められる。
第1学年の児童にとっては,スタートカリキュラムにおいて,幼児期の生活に近い活動があったり,分かりやすく学びやすい環境の工夫がされていたり,人と関わる楽しい活動が位置付けられていたりすることが安心につながる。また,安心して生活することで自分の力を発揮できるようになり,友達や先生に認められる経験を重ねて更なる成長への意欲が高まる。そして,自分で考え,判断し行動するという学びのプロセスを歩んでいくことで,学習者として自立していくことができる。
スタートカリキュラムは,小学校生活のスタートを円滑に,そして豊かにするものである。全教職員でその意義や考え方,大切にしたいことなどを共通理解し,協力体制を組んで第1学年を見守り育てるとともに,児童の実態に即して毎年見直しを行いながら改善し次年度につないでいくことが重要である。その際,保護者にスタートカリキュラムの意義やねらいとともに,主体的に学ぶ児童の様子を伝えることは,保護者の安心感や学校への信頼感を生み出す。あわせて,スタートカリキュラムで学ぶ児童の姿を,幼稚園・認定こども園・保育所の保育者に見てもらい,改善のための協議を行うことも,双方の取組を振り返るために効果的である。
小学校入学当初の生活科を中心としたスタートカリキュラムは,児童に「明日も学校に来たい」という意欲をかき立て,これからますます重要になる幼児期の教育から小学校以降の教育への円滑な接続をもたらしてくれる。
OECD. Starting StrongⅤ:Transition From Early Childhood Education and Care to Primary Education
单位:OECD
专业:小学教育 学生姓名:程玫熹
指导老师姓名:姚一玲
摘要:The transition from early childhood education to primary school is a big step for all children, and a step which more and more children are having to take. Quality transitions should be well-prepared and child-centred, managed by trained staff collaborating with one another, and guided by an appropriate and aligned curriculum. Transitions like these enhance the likelihood that the positive impacts of early learning and care will last through primary school and beyond. While transition policies have been on the agenda of many countries over the past decade, little research has been done into how OECD countries design, implement, manage and monitor transitions. Filling
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スタートカリキュラムの編成
摘要:关于意识到小学教育与幼儿期的教育的联系和连接的开端课程,不是作为生活科固有的课题,而是作为将教育课程全体纳入视野的措施,它担负着使幼儿教育和小学教育顺利衔接的重要作用。开端课程变得具体、形象的同时,关于国语学科、音乐学科、图画工作学科等其他学科的关联,也需要从课程管理的视角进行探讨,作为学校整体开展的起始课程。
关键词:开端课程(スタートカリキュラム);小学;生活科;一年级
通过游戏和生活综合学习的幼儿期教育课程,和各学科等系统地学习内容等儿童期的教育课程,内容和推进方法有很大的不同。所以,入学初期,要把幼儿期的生活活动和儿童期的学习方法结合起来,基于幼儿期丰富的学习和成长,这就要求有意识地创造能够让儿童自主发挥自我的场景,这是开端课程,它担负着使幼儿教育和小学教育顺利衔接的重要作用。平成20年的“小学学习指导要领解说生活编”【“(前略)为了适应学校生活,通过进行合科性的指导等的努力,决定将第1学年入学当初的课程作为开始课程进行改善”。】在这次的修订中,基于幼儿时期的教育和小学教育的发展的特性,从学校阶段等之间的顺利衔接的观点出发,其重要性进一步提高。第一章总则第2条的第4条的(1)中,“特别是,小学入学当初方面,在幼儿期中自发的活动作为通过玩游戏,孕育了各科目等学习顺利进行连接,被生活科为主,合科、相关的指导和灵活的时间表的设定等,指导的工夫和指导计划的制定进行”。
在小学入学之初,在幼儿期的学习和成长的基础上,作为实现儿童主动发挥自我,创造新的学校生活的具体视点和方法,追述了以生活科为中心的合科的、相关的指导,以及弹性的课程表的设定等。这里所说的以生活科为中心的合科、相关指导,与前面所述的与其他学科等的关联密切相关,特别是在入学之初,具有重要意义的起始课程中的合科、相关指导,其特征是根据儿童的发展特性和从幼儿期开始的学习和成长,从儿童的实际情况出发组织课程,在诊断、评价儿童成长形态的同时,要求充分利用这些内容进行组织。为此,访问幼儿园、认证儿童园、保育所、与教职员工交换意见、活用指导纪要等,把握幼儿期的学习和成长情况以及指导的应有状态是很重要的。
在编制起始课程的时候,可以考虑设定例如“喜欢好朋友”这样的大单元。在大单元中,以“去学校探险”“发现学校的趣事”“通知发现的人和事”等小单元为定位。在小单元的主要学习活动中,把在探险中发现的东西用图画表现出来,把发现的不可思议的东西告诉朋友等,与图画作业课、语文课合科地、关联地实施的话,效果会提高。像这样,考虑有联系的其他科目等的目标,可以构思合科性、关联性地推进的单元。在这里,考虑到儿童的实际情况和意识的流动的时间分配的功夫是很重要的。这里所说的灵活的时间表进行设定等的功夫,入学当初照顾的儿童的发育特性,这个时期的学习特征的基础上,10到15分钟左右的短时间内组成了时间表,或者儿童自己的想法和愿望的实现活动缓慢的时间中可以进行时间设定或活动等。这时,照顾幼儿时期重视的生活节奏和一天的度过方式也很重要。例如,在制定周方案时,可以考虑将早会后的第一个小时设定为连续时间。那时候,幼儿期的手游和歌曲,随着节奏活动身体或阅读绘本,听孩子们讲故事,组织学习活动,让儿童以快乐的心情迎接一天的开始,这种学习活动引入也有效。另外,时间分配上,儿童的生活节奏和集中的时间,珍惜的欲望高涨,可以考虑灵活利用10分钟到15分钟的短时间来安排时间表,或者对持续2小时的学习活动进行定位等。另外,在开端课程的实施过程中,营造能够让儿童安心学习的学习环境是非常重要的。幼儿时期的教育,以“通过环境进行的教育”为基本,在保育者的支持下,幼儿构成了能够自己创造生活的环境。幼儿期的教育,以“通过环境进行的教育”为基本,在保育者的支持下,幼儿构成了能够自己创造生活的环境。在小学里,为了让儿童拥有安心感,能够靠自己的力量度过学校生活,需要从考虑儿童的实际情况,人际关系的丰富扩展,学习的契机的产生等视点重新审视学习环境。
对于第1学年的儿童来说,在开端课程中,有接近幼儿期生活的活动,在易于理解和学习的环境上下功夫,定位于与人有关的愉快的活动等,都能使人安心。另外,通过安心的生活能够发挥自己的能力,不断积累被朋友和老师认可的经验,进一步成长的欲望也会高涨。而且,通过走自己思考、判断、行动的学习过程,就能成为自立的学习者。
开端课程是为了使小学生活的起点变得顺利和丰富起来。全体教职员共同理解其意义和想法,想要重视的事情等,在组成合作体制守护和培养第一学年的同时,立足于儿童的实际情况,每年一边进行重新评估一边进行改善,直到下一年度继续下去是很重要的。这时,向家长传达开端课程的意义和目标,以及主动学习的孩子的情况,他们就会产生安心感和对学校的信赖感。同时,让幼儿园、认定儿童园、托儿所的保育者观察在开端课程中学习的儿童的姿态,为了改善而进行的协商,也为了回顾双方的采取措施而有效。小学入学初期以生活科为中心的起始课程,激发了儿童“明天也想来学校”的欲望,为今后越来越重要的幼儿期教育与小学以后的教育带来了顺畅的衔接。
外文文献出处:小学校学習指導要領(平成29年告示)解説——生活編
附外文文献原文
スタートカリキュラムの編成
遊びや生活を通して総合的に学んでいく幼児期の教育課程と,各教科等の学習
内容を系統的に学ぶ等の児童期の教育課程は,内容や進め方が大きく異なる。そ
こで,入学当初は,幼児期の生活に近い活動と児童期の学び方を織り交ぜなが
ら,幼児期の豊かな学びと育ちを踏まえて,児童が主体的に自己を発揮できるよ
うにする場面を意図的につくることが求められる。それがスタートカリキュラム
であり,幼児期の教育と小学校教育を円滑に接続する重要な役割を担っている。
スタートカリキュラムは,平成 20 年の「小学校学習指導要領解説 生活編」
において,「(前略)学校生活への適応が図られるよう,合科的な指導を行うこと
などの工夫により第1学年入学当初のカリキュラムをスタートカリキュラムとし
て改善することとした」と示された。今回の改訂においては,幼児期の教育と小
学校教育の発達の特性を踏まえた学校段階等間の円滑な接続の観点から,更にそ
の重要性が高まっている。第1章総則第2の4の⑴でも,「(前略)特に,小学校
入学当初においては,幼児期において自発的な活動としての遊びを通して育まれ
てきたことが,各教科等における学習に円滑に接続されるよう,生活科を中心
に,合科的・関連的な指導や弾力的な時間割の設定など,指導の工夫や指導計画
の作成を行うこと」が示されている。
小学校入学当初に,幼児期の学びと育ちを踏まえて,主体的に自己を発揮し,新しい学校生活を創り出そうとする児童の姿を実現するための具体的な視点や方法として,生活科を中心とした合科的・関連的な指導や,弾力的な時間割の設定を行うことなどが追記された。ここでいう生活科を中心とした合科的・関連的な指導とは,他教科等との関連について前述したことと関連が深いが,特に入学当初においては,重要な意味をもつスタートカリキュラムにおける合科的・関連的な指導では,児童の発達の特性や幼児期からの学びと育ちを踏まえ,児童の実態からカリキュラムを編成することが特徴であり,児童の成長の姿を診断・評価しながら,それらを生かして編成することが求められる。そのためには,幼稚園・認定こども園・保育所への訪問や教職員との意見交換,指導要録等を活用するなど,幼児期の学びと育ちの様子や指導の在り方を把握することが重要である。
スタートカリキュラムを編成する際には,例えば,「がっこうだいすき なかよしいっぱい」といった大単元を設定することが考えられる。大単元には「学校探検に行こう」「学校のはてなやびっくりを見付けよう」「見付けたものや人をお知らせしよう」などの小単元を位置付けていく。小単元の主な学習活動には,探検で見付けたことを絵に表したり,見付けた不思議を友達に伝えたりするなど,図画工作科や国語科と合科的・関連的に実施することで効果が高まるものがある。このように,つながりのある他教科等のねらいを考えて合科的・関連的に進める単元を構想していくことができる。ここでは,児童の実態や意識の流れに配慮した時間配分の工夫が重要である。
ここでいう弾力的な時間割の設定を行うなどの工夫とは,入学当初の児童の発達の特性に配慮し,この時期の学びの特徴を踏まえて,10 分から 15 分程度の短い時間で時間割を構成したり,児童が自らの思いや願いの実現に向けた活動をゆったりとした時間の中で進めていけるように活動時間を設定したりすることなどが考えられる。
その際,幼児期に大切にしてきた生活リズムや一日の過ごし方に配慮することも重要である。例えば,週案を作成する場合には,朝の会から1時間目を連続した時間として設定することも考えられる。そこに,幼児期に親しんできた手遊びや歌,リズムに乗って体を動かすことや絵本の読み聞かせ,児童からのお話タイムなど,児童が一日の始まりを楽しい気持ちで迎えられるような学習活動を取り入れることも有効である。また,時間配分においても,児童の生活リズムや集中する時間,意欲の高まりを大切にして,10 分から 15 分程度の短い時間を活用して時間割を構成したり,2時間続きの学習活動を位置付けたりするなどの工夫が考えられる。また,スタートカリキュラムの実施に当たっては,児童が安心して学べる学習環境を整えることが重要である。幼児期の教育は,「環境を通して行う教育」を基本としており,保育者に支えられながら幼児が自分の力で生活を創っていけるよう環境を構成している。小学校においても,児童が安心感をもち,自分の力で
学校生活を送ることができるように,児童の実態を踏まえること,人間関係が豊かに広がること,学習のきっかけが生まれることなどの視点で学習環境を見直すことが求められる。
第1学年の児童にとっては,スタートカリキュラムにおいて,幼児期の生活に近い活動があったり,分かりやすく学びやすい環境の工夫がされていたり,人と関わる楽しい活動が位置付けられていたりすることが安心につながる。また,安心して生活することで自分の力を発揮できるようになり,友達や先生に認められる経験を重ねて更なる成長への意欲が高まる。そして,自分で考え,判断し行動するという学びのプロセスを歩んでいくことで,学習者として自立していくことができる。
スタートカリキュラムは,小学校生活のスタートを円滑に,そして豊かにするものである。全教職員でその意義や考え方,大切にしたいことなどを共通理解し,協力体制を組んで第1学年を見守り育てるとともに,児童の実態に即して毎年見直しを行いながら改善し次年度につないでいくことが重要である。その際,保護者にスタートカリキュラムの意義やねらいとともに,主体的に学ぶ児童の様子を伝えることは,保護者の安心感や学校への信頼感を生み出す。あわせて,スタートカリキュラムで学ぶ児童の姿を,幼稚園・認定こども園・保育所の保育者に見てもらい,改善のための協議を行うことも,双方の取組を振り返るために効果的である。
小学校入学当初の生活科を中心としたスタートカリキュラムは,児童に「明日も学校に来たい」という意欲をかき立て,これからますます重要になる幼児期の教育から小学校以降の教育への円滑な接続をもたらしてくれる。
OECD. Starting StrongⅤ:Transition From Early Childhood Education and Care to Primary Education
单位:OECD
专业:小学教育 学生姓名:程玫熹
指导老师姓名:姚一玲
摘要:The transition from early childhood education to primary school is a big step for all children, and a step which more and more children are having to take. Quality transitions should be well-prepared and child-centred, managed by trained staff collaborating with one another, and guided by an appropriate and aligned curriculum. Transitions like these enhance the likelihood that the positive impacts of early learning and care will last through primary school and beyond. While transition policies have been on the agenda of many countries over the past decade, little research has been done into how OECD countries design, implement, manage and monitor transitions. Filling
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